2021.10.30ブログ
最新の日帰り白内障手術について
最新の日帰り白内障手術についてお話します。日々医療は進化し、眼科医療に関しても日進月歩の進化を遂げております。そしてこれからも続くものと思っております。そこで今回よりわかりやすく、読みやすいように工夫を凝らして最新の日帰り白内障手術の進化を数回に分けてお話したいと思っております。
初回の今回は痛みに関することをお話します。
まず白内障で1番多いお問い合わせは痛みに関するものです。
たしかに先生に”手術の時は目に注射しますね”って言われると誰しも”先生大丈夫ですか❓”目がつぶれてしまいませんか?”などの質問や”死ぬほど痛くはないのですか?”と心配される方は多くみうけられ、その多くの人の思いは充分わかっております^_^。でも手術中に目に痛みがあると必ず目が動いてしまいます。人間は反射という機能があり熱いものや痛いものなどを感じるとそれを避ける動きを意図せずにしてしまう医学的な機能があり、手術中術者はミリ単位の操作を顕微鏡にておこなっているためこの反射の動きにより大変危険な状態に陥る可能性がありそれは絶対に避けなければなりません。
また痛みに関しては感覚的なもので個人差があり、少しの痛みでもめちゃくちゃ痛いって感じる方と
そうでない方がおみえになり、その区別は診察の段階では多くの場合はわからないことが多いです。
そこで当院では点眼麻酔で表面の痛みを点眼薬にて軽減させたのち少しの量の注射をおこない、なるべく患者様に痛みを感じなくさせ手術を安全におこなえるようにしております。手術中に患者様の痛みがあると嫌な気分になり、また手術を行う術者においても操作に問題が生じてお互いのデメリットを生じると考えております。
当院では麻酔点眼と少量の注射により、患者様の痛みをなるべく感じなくさせ、尚且つ手術も問題なくすすめていけるものと考え0.02ccほどの注射液を結膜という目の表面局所の麻酔注射によりおこなっております。
それでも手術後”先生痛かったー”
や、”先生全然いたくなかったよー”
などいろいろなお声をお聞きしておりますが^_^
安心して安全で良質な治療、手術を心がけており白内障に関してお悩みの方は一度当院へご相談ください。
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